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最悪はパークへの出入り禁止も!?知っておきたいディズニー「現在のパーク新ルール・新システム」

東京ディズニーランドやシーのルール・システムは進化を続けています。頻繁にディズニーリゾートへ行かない方にとって、昔のままのイメージでパークに訪れて行動すると、思わぬアクシデントに見舞われてしまったり、最悪パークへの出入りが禁止になるという事態に…。
このページでは、ディズニーホテル・パーク利用における最新ルールをご説明いたします。是非最後までお読みください。

【新ルール1】エントリー受付

 2020年9月にオープンした新アトラクションやグリーティング施設を体験するために登場した抽選制の新ルール(システム)。現在はショーやグリーティングが対象。

「エントリー受付」とは?

ショーやグリーティング施設への入場を申し込むこと。抽選によって入場できるかどうか決まります。

「エントリー受付」の取り方・使い方

 以前もパークでは、ショー鑑賞などの入場方式として、抽選会場に設置の専用機を利用した抽選があったが、現在はスマホのアプリを利用して申し込む「エントリー受付」のシステムに移行した。

利用には「東京ディズニーリゾート・アプリ」を入れたスマホが必要となる。申し込みは簡単で、上記の申し込み画面(「プラン」)を表示させ、「エントリー受付」マークをタップ(押す)、その後は表示される選択に従って進めば完了する。

当選でない場合(落選)は「予約を手配できませんでした」と表示される。

当選の場合は、指定された時間に目的の施設に行き、アプリの「プラン」から「パス表示」をタップして、表示された二次元コードを施設の機械にかざすかキャストに提示する。

その後、キャストの指示により入場する。 ※グループでの申し込みは、希望する全員のパークチケットの箇所にチェックを入れる。当選も落選もグループごとで、当選すればもちろん全員が体験できる。

※アプリを利用できない人は、施設のキャストに事情を伝えて対応してもらう。
※施設の上演回によっては「エントリー受付」がない回もあるので要チェック。

「エントリー受付」に関するQ&A

Q
「エントリー受付」は何が対象?
A

2023年12月現在は一部のショーやグリーティングです。

Q
「エントリー受付」を申し込んだら必ず体験できるの?何回も申し込みできるの?
A

抽選により決定された当選者のみ入場(体験)できるルールです。また、申し込みは1つの施設で1日1回のみです。

Q
「エントリー受付」は受付時間はあるの?
A

その日の状況によるので、アプリで確認しましょう。エントリー受付を実施せず、普通に並んで入場できる日や時間帯もあります。

Q
「エントリー受付」は「プライオリティパス」と何が違うの?
A

「プライオリティパス」は先着順で順番に利用できる時間帯が与えられますが、「エントリー受付」はゲストが選ぶ希望時間帯ごとの抽選制です。

【新ルール2】スタンバイパス

 ショップやレストランへの入場で、今まで普通に並ぶことができたスタンバイにもパスが必要。アプリから申し込む新ルール。

「スタンバイパス」とは?

ショップやレストランに入場したい人が施設に並ぶ時に必要なもので、アプリから申し込むシステムです。このパスがない人は並べません。

「スタンバイパス」の取り方・使い方

「エントリー受付」と同様にアプリを開き「スタンバイパス」をタップ。
その後、利用パークチケットの選択、希望施設と時間帯の選択など、順にアプリの指示に従って取得をします。

利用可能な時間になると二次元コードが表示されるので、それを施設のスタッフに提示すれば利用可能に。
対象施設は一部のショップとレストラン。対象施設は時期により増減し、対象であってもその日の状況により発行が除外される日や時間帯もあります。

アプリに表示されるのでチェックを怠らないようにしてください。以前は人気アトラクションも対象となっていたましたが現在は対象外です。

表示されている時間帯の中からしか取得できないので、他の予約(レストランなど)を考えて時間を選びましょう。ショップ、レストランなどそれぞれのパスを同時に複数取得することはできません。

次のスタンバイパスを取得する条件は下記の注釈を参照。

※ショップごと、レストランごと、同時に複数のスタンバイパス(SP)を取得することは不可。下記のように一定の時間の経過後に取得することができます。
※例えば最初のSPを取得してから120分後、もしくは前回の取得時間から60分以上経過しているSPの利用開始時間の、いずれか早い方の時間になれば次の施設のSPを取得することができます。
※同じ施設のSPは、その施設の取得済みのSPを利用するか、利用終了時間が過ぎれば取得できます。

「スタンバイバス」に関するQ&A

Q
「スタンバイパス」は何が対象?
A

対象はその時点でパーク側が指定したレストランやショップなどの施設となります。入場希望が多い施設です。

Q
「スタンバイパス」を申し込んだら必ず体験できるの?
A

アプリでの確認時点で、対象の施設が表示されていればパスを必ず取得できます。その後にスタンバイ、施設入場、体験の流れです。

Q
「スタンバイパス」の申し込み時間は?
A

申し込み可能な時間はケースバイケースです。人気の施設は午前中や昼前後に発行終了となることもあります。

Q
「スタンバイパス」は「エントリー受付」と何が違うの?
A

「エントリー受付」は時間帯の指定があり、なおかつ抽選。「スタンバイパス」は発行中の表示があれば確実に取得できます。

【新ルール3】40周年記念プライオリティパス

 2023年7月に登場!東京ディズニーリゾート40周年を記念したアトラクション利用のためのパス。

「プライオリティパス」とは?

正式名称は「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」。2023年に7月に登場した、アトラクションに並ぶ時間を短縮できるパスです。

「プライオリティパス」の取り方&使い方

 人気施設の長い待ち列(スタンバイ)ではなく、短時間で進む専用待ち列に並ぶことができる権利が「プライオリティパス」。

取得には「エントリー受付」と同様にアプリを開き「40周年記念プライオリティパス」のマークをタップし、画面の指示に従い取得。1日の発行数は限りがあり、時間帯を選択することもできません。

申し込み順に早い時間から無くなっていくので、お目当ての施設があれば、入園後とにかく速攻で取得しよう。

※入場は、指定時間に取得の「パス表示」をタップし、表示させた二次元コードを施設の機械やキャストに提示する。
※ある施設を取得後、次の施設は120分後の時刻、もしくは利用開始時刻のどちらか早い時刻を経過すると取得できる。

「プライオリティパス」に関するQ&A

Q
「プライオリティパス」のメリットは?
A

かつての終了したファストパスとほぼ同じで、普通に並ぶ(スタンバイ)よりも短い待ち時間でアトラクションを体験できます。

Q
「プライオリティパス」取得方法は?
A

パーク入園後に東京ディズニーリゾートの公式アプリから取得(無料)します。アプリを利用できない人は対象アトラクションのキャストが発行します。

Q
「プライオリティパス」の対象は?
A

2023年10月下旬現在、TDLは7つTDSは6つのアトラクションが対象です。人気のアトラクションが網羅されています。

Q
「プライオリティパス」の利用時間は?
A

自由に決めることはできず先着順に利用時間が指定されます。

【新ルール4】モバイルオーダー

 2023年11月に導入!パーク指定の対象レストランのメニューをアプリから注文できます。

「モバイルオーダー」とは?

正式名称は「ディズニー・モバイルオーダー」です。2023年11月から導入されたレストラン利用に関するシステムです。

「モバイルオーダー」の注文方法&使い方

レストランのメニューを事前に注文できる便利なシステム。入園後なら、いつでも、どこからでもアプリで注文できます。

まず、アプリから「プラン」の画面を表示させ、「ディズニー・モバイルオーダー」のマークをタップ。その後、順次項目に従って進んでいけば簡単にオーダー完了。

待ち列に展示などの工夫があるアトラクションの列とは違い、レストラン利用の長い列は苦痛そのもの。それを短縮できるこのシステムは積極的に活用したいところです。

※来店時間になると「プッシュ通知」(店舗からのお知らせ)が届く。受け取りカウンターの通知番号に従い指定場所でキャストに画面を提示し、オーダーの料理を受け取る。
※注文を確実にするため、入園後すぐにオーダーする事がお勧めです。

「モバイルオーダー」に関するQ&A

Q
具体的にどんな時に利用するの?
A

レストランのメニューをお店に行かなくてもスマホから注文できます。利用には東京ディズニーリゾート・アプリが必要です。

Q
利用は有料ですか?また注文のタイミングに制約はありますか?
A

利用は無料です。注文はパーク入園後ならいつでも、どこからでも可能です。注文はアプリからのみで、支払いはクレジットカード決済のみです。

Q
すべてのレストランのメニューを利用できるのですか?
A

現在の対象レストランはTDL・TDSとも各2店舗ですが、「段階的に拡大する予定」とパークから発表されています。

Q
注文後の連絡や受け取りは?
A

注文時に来店したい時間を選択してオーダーしますが、時間になると通知がくるので、そのタイミングでお店に行けばオーケーです。

【新ルール5】DPA(ディズニー・プレミアアクセス)

人気のアトラクションが短い待ち時間で乗れたり、ショーやパレードが鑑賞席から楽しめるシステムです。デ「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」は別名「有料ファストパス」とも言われています。

「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」とは?

 2022年5月中旬からスタートしたディズニープレミアアクセス(DPA)ですが、1枚あたりの値段が1回1500円~2500円となっています。

「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」の取り方&使い方

 人気施設の長い待ち列(スタンバイ)ではなく、短時間で進む専用待ち列に並ぶことができる権利が「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」。

ディズニープレミアアクセスはパークに入園後ならいつでも、ディズニー公式アプリから購入できます。

また、今までのファストパスやプライオリティーパスと違い時間指定できる点が秀逸で1日のスケジュールが立てやすくなります

予定時間になりましたら施設前でスマホで二次元コードを表示させて、アトラクション前の機械に読み込ませれば入場できます。

アプリが無い場合・クレジットカード決済などができない場合は、園内の一部の場所でも現金などで購入することが可能です。

購入から60分後、もしくは購入したパレードやアトラクションの利用開始時刻のいずれか早いほうの時間を過ぎると購入できます。

同じアトラクションを再度購入する場合は、購入したディズニー・プレミアアクセスの利用後、もしくは利用終了時刻以降になれば購入できます。

「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」に関するQ&A

Q
「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」のメリットは?
A

かつての終了したファストパスとほぼ同じで、普通に並ぶ(スタンバイ)よりも短い待ち時間でアトラクションを体験できます。

Q
「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」取得方法は?
A

ディズニープレミアアクセスはパークに入園後ならいつでも、ディズニー公式アプリから購入できます。

Q
「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」の対象は?
A

2024年1月現在、TDL⇒3つ・TDS⇒4つのアトラクション、TDL⇒3つのパレード、TDS⇒1つのショーが対象です。

Q
「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」の利用時間は?
A

自由に決めることはできず利用時間が指定されます。

DPA(ディズニー・プレミアアクセス)の転売禁止

ディズニーリゾートの禁止行為規定第7条を抜粋致します。

お客様同士でのチケット類(二次元コード等各種チケットの一部分のみを含みます。)およびアトラクション、エンターテイメントプログラムや施設、サービスを利用する権利(ディズニー・プレミアアクセス、スタンバイパス、エントリー受付、事前来店予約を含みます。)等の譲渡・交換等およびそれらに伴う金銭の授受

東京ディズニーリゾート公式サイト

このように、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の譲渡・交換、売買が記載されます。

ディズニー・プレミアアクセス(DPA)は「アトラクション、エンターテイメントプログラムやサービスを利用する権利」と言う事で、当初から禁止されている行為だったと考えるのが正規です。

では、何故敢えてこのように明記されたのでしょうか?

それは、X(旧twitter)で頻繁にこの、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の取引が不正に行われており、オリエンタルランド側が放置しておくことは不適切という考えに至ったからだと思います。

この中で最も問題になっているのは、アトラクションよりショーやパレードのDPA。
特にパレードの場合、購入までどの席になるか分からないという特性上、購入後に「推しキャラとの距離が遠いので手放す」という状況になるのです。

とかくこの様な行為をする人は、開園と同時に入園して、スマホでDPAを購入しながらプラザの場所取りに向かいます。

「DPAでの鑑賞席が自分にとって都合が良ければDPA席で鑑賞するけど、場所取りで確保した方が良ければパレード開始まで(長時間に及べば7時間も!)その場で待機」という常軌を逸した行為を致します。

それでも、多くの人は高額転売をしているのではなく、定価での譲渡が通常です。更に、パレードキャンセル時は返金することを約束しています。

グッズを買い占めて、定価を大幅に超える価格で転売する「悪質転売ヤー」とは色が異なる為、一見すると問題ないようにも思えますが、DPAの譲渡方法のプロセスに問題があると考えます。

入園チケット1枚あたり1つのDPAが紐づけられます。

同グループであれば、他人が取得したDPAやスタンバイパス、レストラン予約やディズニーホテルのルームキーまでも利用できてしまいます。

DPAを転売した場合、赤の他人同士が同グループに入ってQRコードを共有するという事になりますが、このDPA以外の権利まで使われてしまうというトラブルに発展しかねないという事は言うまでもありません。

こういったトラブルを未然に防ぐため、禁止と発表されたのだと考えます。

DPAはコスパに優れ、パーク内を効率よく体験できるツールとして非常に人気で、即完売と言う事は間々ありますが、入手困難であっても必ず正規ルート以外での購入はしないという事を強くお勧めします。

違反者は出入り禁止になる可能性があります

入園の拒否・退園等について規定されている第8条の改正案です。

当社は、以下の場合において、お客様のパークへの入園をお断りすることや、退園いただくこと、パークチケットを無効にすること、アトラクション、エンターテイメントプログラム、施設やサービスの利用をお断りすること、今後の当社との一切の取引(パークチケットの購入、パークへの入園、商品やサービスの購入、会員制度への入会を含みますが、これらに限りません。)および当社敷地への立ち入りをお断りさせていただく場合があります。(以下、これらを総称して「当社対応」といいます。)なお、本条の違反は当社が合理的根拠に基づき合理的に判断するものとします。また、当社対応に際して、ご本人確認の書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)を確認させていただく場合があります。

東京ディズニーリゾート公式サイト

これまで、ディズニーリゾートに出入り禁止になるという話は噂レベルでしか聞いたことがありませんでしたが、出入り禁止にする際、身分証を確認するということが明記されます。

運営側に出入り禁止リストがあるとすると身分証を確認することにより、精度の高いリストとなって、次回以降のパーク入園やホテル宿泊、レストラン利用において断られる確率が格段に上がることが予想されます。

まとめ

人気のアトラクションを公平に効率よく体験して欲しいという思いから、このようなルールとシステムが引用されているところがディズニーリゾート側の強いメッセージを感じます。

チケット価格変動制やDPAの導入が整備されゲストの体験価値がより向上する一方、DPA転売を取り締まることや、その他違反者を出入り禁止を強化することは、より厳格にルールの中で楽しむという現代の時流に沿ったものなのだと考えます。

皆様に於かれましても、ルールを守って楽しいディズニーを満喫しましょう!